【注文住宅】外観はどうすればいい?決め方のポイントについて

2024.01.31

大分市を拠点に、注文住宅の建築、リフォームを承っております、有限会社シュトウ建築です。

注文住宅を計画すると、デザインをはじめとした選択肢が広く、どれから決めればいいのか、戸惑う部分が多いと思います。
外観もそのうちのひとつ。
内装や間取りのように、日々の生活に直接影響するものではありませんが、何も考えずに決めてしまうと、「なんか変?」と首をかしげることもあるかもしれません。

今回は外観を決める際のポイントについて、ご紹介したいと思います。
見た目の良さだけを重視せず、さまざまな観点から、外観を決めていきましょう。

■ ポイント1:テイスト

お家の見た目にはそれぞれテイストがあります。
このテイストを決めると、その後の方向性が定まりやすいでしょう。
例としては、このようなものがあります。

・シンプルモダン

直線的な形状で装飾が少ない、現代的なテイストです。
流行り廃りを感じさせないため、長く住むのに適しており、ほかに比べると建築コストが低いです。
よく見られる色は、無彩色の白・黒・グレー、ネイビーです。

・和モダン

シンプルモダンやナチュラルなどに木の格子や月見窓といった、和の要素を取り入れたテイスト。
木の持つナチュラルさが取り入れられ、親しみやすさが魅力です。
色は黒・ダークグレー・ブラウン・ベージュなどがよく使用されます。

・ナチュラル

自然を感じられるような、木や石の質感・色を取り入れたようなテイストです。
シンプルモダンに近いですが、こちらの方が印象が柔らかです。
明るい色の白・グレー・ベージュがよく使われます。

・プロバンス風

南フランスやスペインなどの、南欧のお家のようなテイスト。
白に近い壁とオレンジのスパニッシュ瓦が定番で、アンティークさが持ち味です。
外壁にモルタルを使用すると、より本場に近い見た目になります。

・北欧風

スウェーデンなどの北欧でよく見られるテイスト。
三角屋根で、周囲に溶け込みやすい木などの自然素材が使用されます。
本場は明るい赤などが使用されますが、日本では抑えた色味が合っているでしょう。

■ ポイント2:色

外観の色も考慮してみましょう。

・色は最大3色まで

屋根・外壁・付帯部・外構を含め、使用する色は3色までにしぼったほうがいいでしょう。
なぜかというと、多くなりすぎるとまとまりが生まれないためです。
よく選ばれる色としては、白・黒・グレー・ベージュ・ブラウンがあります。
色の系統などを参考に、なじみやすい色同士を組み合わせると、バランスが取れます。

・汚れが目立つ色は注意

白は人気の高い色ですが、車の排気ガスやコケなど、さまざまな汚れが目立ちやすいです。
黒も黄砂をはじめとした白っぽい汚れが目立ちやすいため、場所によっては十分な検討が必要といえるでしょう。
グレー・ベージュ・ブラウンは、汚れが目立たない傾向があります。
なお、白・黒は日光による色あせしにくいメリットがあるため、一概に良くない色というわけではありません。

■ ポイント3:メンテナンスのしやすさ

選ぶ建材によっては、メンテナンスのしやすさが変わります。

・ロングセラーのものを選ぶ

できるだけロングセラーの建材を選ぶと、その後のメンテナンスがしやすいといえます。
たとえば瓦やスレート屋根などは、長らく多くのお家で取り入れられており、さまざまな職人が取り扱えます。
また、10年後に破損した場合にも、生産している可能性が高く、取替えが可能でしょう。
海外製のものや流行りの建材は、倒産や生産終了の恐れがあり、実際にモニエル瓦は生産が終了しています。

・デザインにこだわるとメンテナンスが大変に?

外壁材の表面がでこぼことしていたり、外観の形状が複雑だったりすると、メンテナンスコストがかかります。
きれいな状態を維持するには、掃除が必要なほか、取り合い(接続部分)が多いと、雨漏りのリスクが高いでしょう。
できるだけシンプルなものを取り入れたり、形状を単純にしたほうが、将来的に困らないかもしれません。

■ ポイント4:屋根の形状

屋根も外観を決める重要な要素です。

・テイストによって相性がある

上記に紹介したテイストによって、相性のいい屋根・悪い屋根があります。
シンプルモダンだと、直線的な片流れ屋根・陸屋根と相性がいいですが、寄棟屋根だとシンプルさが半減してしまうでしょう。
テイストが決まっているなら、サンプルと同じような屋根を選ぶのが無難といえます。

・形状によってはメンテナンスが大変に?

屋根の形状と素材によっては、メンテナンスコストが増えるでしょう。
たとえば寄棟屋根の場合、屋根の接続部分が5辺あることになり、接続部分が1辺だけの三角屋根と比べて、破損したときの修理が多くかかります。
現在、よく取り入れられる軒のない屋根も、外壁が雨漏りしやすいとされているため、耐久性のあるガルバリウムなどの金属サイディングにするなど、形状によって外壁材を選ぶ必要があります。

■ ポイント5:窓

外観における窓も、センスが問われるといえます。
よくある引き違い窓は平凡になりやすいですが、縦長の窓や採光用の小さな窓を取り入れると、洗練された印象になるでしょう。
なお、憧れて大きな窓やたくさんの窓を取り入れられる方も多いですが、こちらは注意が必要です。
開口部が多いと、お家の耐久性が弱まってしまうほか、室内が暑く・寒くなりやすいです。
家具や家電を置く場所にも困ってしまうでしょう。

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有限会社シュトウ建築は、二代に渡って約60年、注文住宅の施工を行ってまいりました。
大工として32年間培った技術・経験・応用力を活かし、お客様のご要望や将来に合わせた家づくりができます。
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■ まとめ

注文住宅で外観を決める際は、テイスト・色・メンテナンスのしやすさ・屋根の形状・窓に注目してみましょう。
外観は生活の質に直結するものではありませんが、こだわると愛着の湧くお家になります。

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